中絶後の精神不安定な状況はいつまで続く?
症状や対処法を解説
Abortion Mental
人工妊娠中絶手術を受けた後は、精神不安定な状況となる場合があります。
この記事では、中絶後の精神不安定な状況がいつまで続くのか、原因や現れる可能性がある症状や疾患、対処法について解説します。
中絶後の精神不安定はいつまで?
中絶手術を受けた後に気持ちが落ち着かない、イライラが続く、涙が出るなど精神が不安定な状況になることがあります。これらの症状は手術後1〜2週間で落ち着き始め、多くの場合は生理が再開する頃1カ月後には改善します。
ただし、精神不安定の程度や症状は個人差が大きいため、数カ月続く場合もあります。
病院を受診する目安期間は?
1カ月ほど精神不安定な状況が続くのであれば、手術を受けたクリニックやカウンセラーなどの専門家に一度相談することをおすすめします。また、半年以上精神不安定な状況が続くと精神疾患の可能性が高いため、できるだけ早く医療機関を受診しましょう。
これらの受診時期の目安にかかわらず、「無気力でベッドから出られない」「なかなか寝付けない夜が続く」「急な落ち込みで仕事が手につかない」といった精神的な症状が重い場合も、受診を推奨します。
中絶後に精神不安定な状況になる原因
中絶手術を受けた後に精神不安定になる原因は、以下の3つに分けられます。
- ・精神的な負担
- ・身体的な負担
- ・ホルモンバランスの変化
各要因について解説します。
精神的な負担
中絶手術の前後は不安や恐怖心に加えて、手術を受ける際の決断が正しかったのかどうかという葛藤、中絶そのものに対する罪悪感などさまざまな感情が交錯しやすい状況です。
そのため、ストレスによる精神的な負担が大きく、その影響によって精神不安定な状況になりやすいといえます。
身体的な負担
日帰りで受けられる妊娠12週未満の初期中絶手術であっても、少なからず身体への負担がかかります。クリニックでは痛みに対処した手術を行ってはいるものの、違和感などを含めた身体への影響が0ではありません。身体的な負担が精神へ影響を及ぼすことが考えられます。
また、妊娠12週以降の中期中絶になると、分娩となるため数日間の入院が必要となることから、より身体的な負担がかかり、大きなストレスになる可能性があります。
ホルモンバランスの変化
妊娠中に増加したエストロゲンやプロゲステロンは、中絶手術によって急激に低下するため、中絶手術後はホルモンバランスが崩れた状況となります。
ホルモンバランスが元の状態に戻るまでは数週間から1カ月ほど時間がかかり、それまでの間はホルモンバランスが不安定な状況が続く恐れがあります。その影響により、イライラや不安などの症状が出ることも予想されます。
中絶手術後に起こる可能性がある精神的症状・疾患
中絶手術を受けた後の精神不安定な時期は、「ストレスや情緒不安定」「混合感情」「中絶後遺症候群(PAS)」などの精神的な症状や疾患が起こり得ます。
それぞれ解説するので参考にしてください。
ストレス・情緒不安定
中絶手術後に起こる精神的な症状として多いのが、ストレスや情緒不安定です。手術に対する感情とともに、身体の変化によって起こりやすく、その影響で不眠や食欲低下などが見られることもあります。
混合感情
混合感情とは、安堵感や悲しみもろくなる、不安や罪悪感などの異なる感情が同時に現れることです。大きな出来事を自分自身の中で処理する過程で起こることが多く、中絶手術を受けた後の精神的な症状としては珍しいものではありません。
時間の経過とともにご自身の感情が処理されていくにつれて、改善していきます。
中絶後遺症候群(PAS)
中絶手術後に半年以上精神不安定な状況が続くと、中絶後遺症候群(PAS)の可能性が考えられます。中絶後遺症候群とは心的外傷後ストレス障害(PTSD)の一種で、術後に感情を抑制したことによって過剰反応やフラッシュバック、抑制といった症状が現れます。
中絶後遺症候群が長引くと身体の症状が現れることもあるため、医療機関を受診して専門的な治療を受けることが推奨されます。
中絶手術後に精神が不安定と感じた場合の対処法
中絶手術後の精神的に不安定な状況は一時的であることが多いですが、症状を放置していると長期化する可能性があります。術後精神的に不安定と感じた場合、症状を長引かせないためにはできるだけ早いタイミングで、以下の方法で対処することをおすすめします。
- ・生活習慣を整える
- ・信頼できる人に相談する
- ・クリニックを受診する
それぞれ見ていきましょう。
生活習慣を整える
生活習慣が整うと身体への負担が軽減し、心が落ち着く効果が期待できます。まずは、手術後の身体を休めるためにしっかり睡眠と休養を取ることが大事です。
術後の吐き気がなければ食事は問題なく取れるため、1日3食の食事で栄養を摂取しましょう。軽く身体を動かせるようになる術後3日以降から無理のない範囲で適度な運動を行うことも、おすすめです。
信頼できる人に相談する
自分が抱える不安や悲しみ、後悔などの感情を第三者に話すことで、心の負担を軽くできます。一人で抱え込まずに、パートナーや家族など、信頼できる周囲の人に相談しましょう。周囲の人に相談しづらい場合は、カウンセラーなどの専門家へ相談するのも選択肢の1つです。
クリニックを受診する
精神不安定が長引いていると感じたら、中絶手術を受けたクリニック、または心療内科への相談がおすすめです。専門家の元で適切な治療を受けることにより、精神的な症状の回復を早められます。
中絶手術は術後も手厚いサポートを行うエリス産婦人科クリニック川崎で
痛みの少ない中絶手術を日帰りで行うエリス産婦人科クリニック川崎では、安心して手術を受けられるよう、不安や悩みに寄り添う手厚いサポートを実施しています。患者様のプライバシーを守りながら、お一人おひとりの気持ちに配慮した丁寧な対応を心がけています。
中絶手術に不安を抱える方、術後もしっかりサポートを受けたい方は、ぜひ当クリニックへご相談ください。
中絶手術の詳細はエリス婦人科クリニックの中絶手術をご確認ください。
中絶後の精神不安定についてよくある質問
Q
中絶手術を受けた後、落ち込んだ状況が続くのは異常ですか?
▼
精神的な症状には個人差がありますが、中絶手術に伴う身体の変化や手術に対する不安などによって精神的に不安定になることは、決して珍しいことではありません。精神面に不安を感じる際は、手術後の定期検診時に医師に相談するのもおすすめです。
Q
中絶後の精神不安定な状況は自然に改善しますか?
▼
精神不安定な状況の改善は個人差が大きいものです。時間の経過とともに徐々に改善する場合もあれば、なかなか改善せず放置することで長期化する可能性もあります。中絶手術の不安や心配が強い場合は、医師やカウンセラーへ相談しましょう。
Q
早いタイミングで中絶手術を受ければ精神不安定を起こすリスクを減らせますか?
▼
中絶手術後は必ずしも精神不安定にならないわけではありませんが、妊娠週数が早い段階で中絶手術を受けた方が身体への負担も軽く済みます。そのため、早く中絶手術の決断をする方が、身体への負担による精神不安定のリスクを多少は減らせます。