エリス婦人科クリニック川崎駅

避妊注射

Contraceptive injection

避妊をするには、低用量ピルをはじめとしてミニピルやミレーナ(IUS)などさまざまな方法があります。エリス婦人科クリニック川崎駅では、患者様のご希望やニーズ、ライフスタイルに合わせた避妊方法を提案するために、避妊注射をご用意しています。

そこで、避妊注射の概要や他の避妊方法との比較、メリット・デメリットなどをくわしく解説します。

目次

避妊注射とは

避妊注射とは

避妊注射とは、デポプロベラという薬剤を用いた注射を3カ月に1回のペースで行う避妊方法です。避妊方法として比較的ポピュラーな低用量ピルやミレーナに劣らない、99.8%という高い避妊効果が得られます。

なお、避妊注射は18歳~45歳が適応年齢です。45歳以上の方には慎重投与となるので、初診の際に当クリニックの医師にご相談ください。

参考: MSDマニュアル プロフェッショナル版|プロゲスチン注射による避妊法

デポプロベラについて

(避妊注射)デポプロベラについて

避妊注射で使用するデポプロベラの有効成分は、女性ホルモンの一種であるプロゲステロン(黄体ホルモン)を化学的に合成したプロゲスチン=メドロキシプロゲステロン酢酸エステルです。この成分の排卵抑制や受精阻止効果により、避妊が期待できます。

エストロゲン(卵胞ホルモン)が含まれる低用量ピルは血栓症のリスクが高まるといわれます。 一方、デポプロベラはプロゲステロン単剤製剤であるため、血栓症リスクがありません。低用量ピルが飲めない方でも使用ができる可能性が高いです。

避妊注射に使用するデポプロベラは、まだ日本の厚生労働省で承認が降りていません。しかし、海外では安全性が認められているので、ご安心ください。国内では取り扱い医療機関がまだ少ない薬剤ですが、当クリニックでは患者様の利便性などを考慮し、避妊注射を採用しています。

避妊注射の効果

避妊注射(デポプロベラ)の効果は、妊娠成立の阻害です。排卵抑制作用を持つメドロキシプロゲステロン酢酸エステルを主作用とした薬剤を注射することによって排卵を抑制し、さらに受精と着床を防ぎます。

子宮内膜変化による着床阻害と、子宮頸管粘液変化による精子通過性阻害作用が避妊につながるという仕組みです。

避妊注射の副作用

避妊注射で考えられる副作用は、以下の通りです。

副作用

頭痛・腹痛・不正出血・月経不順・体重増加・めまい・腹部違和感など

重篤な副作用

骨粗しょう症など

ただし、一般的な副作用が出たとしても、その症状は軽いケースがほとんどです。 また、重篤な副作用が出ないよう、期間などを調整します。

デポプロベラの安全性は海外でも認められているので、安心してご利用ください。

避妊注射のメリットとデメリット

避妊注射にはさまざまなメリットがある一方で、デメリットも存在します。避妊注射を受ける際は、メリットとデメリット両方を理解しておきましょう。

メリット

  • ・99.8%の非常に高い避妊効果
  • ・3カ月に1回注射するだけで済む
  • ・毎日内服する手間がない
  • ・月経痛や子宮内膜症の緩和
  • ・経血量の減少
  • ・鉄欠乏性貧血の緩和
  • ・子宮体がんや骨盤内炎症リスク低下
  • ・高血圧、血栓症リスクを高めない
  • ・出産から6週間以降であれば、授乳中でも使用可能 など

デメリット

  • ・副作用の可能性がある
  • ・薬剤の効果が切れる半年~1年ほどは妊娠できない
  • ・継続が2年を超えると、骨密度低下の恐れあり

避妊注射の方法と診療の流れ

避妊注射は3カ月に1回、筋肉注射または皮下注射で行います

避妊注射は3カ月に1回、筋肉注射または皮下注射で行います。エリス婦人科クリニック川崎駅では、上腕にある上腕三頭筋という太い筋肉へ注射します。

初めての接種のケースと2回目以降のケースにわけて、施術までの流れを説明します。

初診の方

  • 01.ご予約
  • 02.ご来院
  • 03.問診票ご記入
  • 04.医師による診察
  • 05.避妊注射施行
  • 06.お会計

初診、または初めて避妊注射を受ける際は、医師の診察とともに避妊注射の適応可否の確認、注意事項の説明などがあります。その結果、適応であると判断されれば接種が可能です。

避妊注射を受ける日は、月経初日から5日目までを原則としています。ご来院のタイミングによっては、診察を受けた後日に接種となる可能性もあるのでご了承ください。

2回目以降の方

  • 01.ご予約
  • 02.ご来院
  • 03.看護師による体調などの問診+血圧測定
  • 04.避妊注射施行
  • 05.お会計

当クリニックでは、避妊注射接種から12週0日から13週までの間に次回接種を実施しています。もし次回接種までの期間が13週以上空いた場合は、必ず妊娠の有無を確認します。

2回目以降の避妊注射は、看護師の問診の後に行います。月経初日~5日目の間に受ける必要があるため、この期間内に来院いただくようスケジュールの調整をお願いします。

避妊注射で注意したい5つのポイント

避妊注射を受けるには、前述のメリットやデメリットを把握しておくことに加えて、以下で解説する5つのポイントにも注意しましょう。

  • 1.最長処方期間は原則として2年
  • 2.すぐに妊娠したい方には向いていない
  • 3.13週以上注射の間隔が空くと妊娠する可能性がある
  • 4.継続するには1年に1回の定期採血が必要となる
  • 5.併用すると避妊効果が下がる薬剤やサプリがある

それぞれ、くわしく解説していきましょう。

1.最長処方期間は原則として2年

原則として、避妊注射の最長処方期間は2年間です。これは、骨粗しょう症のリスクを考慮するためです。2年経過後は継続するか、他の避妊方法に変更するかを検討する必要があります。

エリス婦人科クリニック川崎駅では、避妊注射を2年継続した後の避妊方法もご提案させていただいておりますので、ご安心ください。

2.すぐに妊娠したい方には向いていない

すぐに妊娠したい方には向いていない

避妊注射を受けると、妊娠するために必要な力(=妊孕性)の回復に時間がかかるケースが多いです。 個人差はありますが、低容量ピルなど他の避妊方法と比較すると妊娠可能となるまでの期間が長くなることがあるので、避妊注射を中止してすぐに妊娠したい方には不向きといえるでしょう。

ただし、避妊注射を受けていても、不妊症となるリスクはありませんのでご安心ください。

3.13週以上注射の間隔が空くと妊娠する可能性がある

妊孕性が回復するまでに時間がかかる一方で、避妊注射の接種間隔が13週以上空くと妊娠する可能性があります。

そのため、エリス婦人科クリニック川崎駅では接種間隔を12週0日~13週0日までとし、13週を超えた場合は妊娠の有無を確認しています。継続して避妊注射を受ける方は、接種間隔に十分ご注意ください。

4.継続するには1年に1回の定期採血が必要となる

避妊注射は安全性が認められていますが、継続して受けるには1年に1回、定期的に血液検査などの検診を受けることが必要です。エリス婦人科クリニック川崎駅では低容量ピルでも定期検査を行っており、避妊注射を継続して使用する際も同様に定期検査を実施しています。

定期血液検査では、貧血や肝機能、脂質代謝異常などがないかを確認します。

※他院で受けた血液検査の結果や献血時の結果を持参いただいても問題ありません。ただし、検査を受けたタイミングによっては、当クリニックにて再度、採血をお願いする場合があります。

5.併用すると避妊効果が下がる薬剤やサプリメントがある

併用すると避妊効果が下がる薬剤やサプリメントがある

避妊注射と併用してはいけない薬剤は基本的にありませんが、一部の薬剤やサプリメントで避妊効果が下がることがあります。内服中の薬剤やサプリメントがある場合は、必ず医師にご相談ください。

■併用注意の薬剤・サプリメント

  • ・抗菌薬・抗生物質
  • ・抗てんかん薬
  • ・ハーブ系サプリメント(セイヨウオトギリソウ・セントジョーンズワート) など

エリス婦人科クリニック川崎駅の 診療のご予約はこちらから

エリス婦人科クリニック川崎駅の避妊注射の料金

当クリニックの避妊注射の料金は以下の通りです。

デポプロベラ 9,900円

避妊注射は日本の厚生労働省で未承認の薬剤を使用するため、自費診療となります。

※日本で承認された医薬品ではないため「医薬品副作用被害救済制度」の対象外

海外の避妊注射と日本の現状

現在、避妊注射は海外のおよそ100カ国で承認されています。安全性も認められている避妊注射ですが、日本ではまだ未認可であるため、日本は避妊後進国と言っても過言ではないでしょう。しかし、今後は日本でも避妊注射をはじめとしたさまざまな避妊方法が選択できるようになることが予想され、避妊注射はその中でも注目されている方法となっています。

エリス婦人科クリニック川崎駅は生活の質(QOL)の向上を実現するため、数ある避妊方法の中から一人ひとりの患者様のニーズやライフスタイルに合わせた最適な方法を提案・提供しているクリニックです。どのような避妊方法が適しているか、避妊についてよく知りたいなど、避妊方法を検討している方は、当クリニックにご相談ください。

避妊方法の種類

日本で一般的な避妊方法といえばコンドームですが、避妊率は決して高いわけではない上に、男性の協力が必要不可欠な方法です。避妊方法には、その他にも高い避妊率が期待できる方法が複数あります。以下では、避妊方法の特徴や方法、避妊率などをまとめました。

避妊注射

避妊率

99.8%

方法

注射

特徴

年4回の注射で高い避妊効果がある

低用量ピル(経口避妊薬)

避妊率

99.4%

方法

薬剤の内服

特徴

もっとも一般的な避妊方法

アフターピル(緊急避妊薬)

避妊率

性交後の服用タイミングにより異なる

方法

薬剤の内服

特徴

性交後にできる避妊方法

ミレーナ(避妊リング)

避妊率

99.8%

方法

子宮内に挿入

特徴

最長5年間効果が持続

避妊インプラント

避妊率

99%以上

方法

二の腕の内側に挿入

特徴

最長3年間効果が持続

避妊パッチ

避妊率

99%以上

方法

身体に貼付

特徴

週1回の貼り替えが必要

コンドーム

避妊率

98%(理想的に使用した場合)

85%(一般的な使用)

方法

男性の陰茎に装着

特徴

手軽かつ、性感染症予防効果もある

不妊手術

避妊率

99.5%

方法

外科手術で卵管を縛る、または摘出

特徴

避妊効果が永久的に続く

最適な避妊方法を選ぶには

上記のように、避妊方法には多くの種類があり、それぞれに異なる特徴やメリット・デメリットが存在します。ご自身に最適な避妊方法を選ぶには、きちんと継続して行える方法であるかどうかを確認しましょう。なぜなら、避妊は安全に、かつできるだけ身体へ負担をかけない方法を選択する必要があるからです。

エリス婦人科クリニック川崎駅は、避妊注射が受けられる数少ないクリニックです。毎日服用が必要な低用量ピルや体内へ挿入しなければならないミレーナなどに不安がある方には、避妊注射が特におすすめです。

避妊に関する相談や悩み、疑問がある方はぜひ、エリス婦人科クリニック川崎駅へご相談ください。

よくあるご質問

Q 避妊注射の痛みはどの程度ですか?
A

ワクチンなどの予防接種で行われる筋肉注射とほぼ同じ程度の痛みです。痛みの感じ方には個人差がありますが、他の注射と比較して特に強い痛みがあるわけではありませんのでご安心ください。

Q 避妊注射を受けると生理はこなくなりますか?
A

初回注射後3ヵ月以内に約30%の割合で生理がこなくなるという報告があります。また同報告では、2年間避妊注射を続けると約70%で生理がこなくなるとも説明しています。ただし、ほとんどの方は避妊注射を止めれば数カ月以内に生理がくるようになるのでご安心ください。

参考: MSDマニュアル プロフェッショナル版|プロゲスチン注射による避妊法

Q 前回の避妊注射から14週以上経過したら、妊娠する可能性はありますか?
A

はい。前回の接種から13週以上空いている場合は、妊娠する可能性があります。妊娠の不安がある方は妊娠検査薬で確認するか、医療機関に相談してください。なお、再度避妊注射をご希望の場合は、妊娠の有無を確認します。

Q 16歳で避妊注射を受けることは可能ですか?
A

できません。エリス婦人科クリニック川崎駅では、避妊注射の適応は18歳以上からとさせていただいております。低容量ピルであれば初経から適応となるので、当クリニックへご相談ください。