中絶後の妊娠は？
生理はいつからくる？

さらに、術後の不正出血が月経と区別しにくいケースもあります。そのため、多くの医療機関で中絶手術から7～10日前後の術後検診を受ける機会を設けているはずです。この術後検診は、必ず受けるようにしてください。また、出血の状態に不安があれば、早めの受診をおすすめします。

2ヵ月以上生理がこない場合は要注意

中絶後に2ヵ月以上経過しても、生理（月経）が始まらない場合は、できるだけ早く婦人科を受診しましょう。

考えられる原因には、以下のようなものがあります。

• ・手術や精神的ストレスによるホルモンバランスの乱れ
• ・子宮内に内容物が残っている（子宮内容遺残）
• ・子宮復古の遅れや感染症、妊娠の可能性

身体の回復には個人差がありますが、放置すると将来の妊娠への影響につながる可能性があります。 少しでも異変を感じたら、自己判断せずに医師へご相談ください。エリス婦人科クリニック川崎駅は、中絶手術後の体調管理、避妊のご相談まで幅広くサポートしています。

中絶手術の後、身体には一時的な変化があらわれます。多くは自然に回復しますが、症状が強く日常生活に支障をきたす場合は早めに医療機関を受診してください。体調の変化が現れやすいのは、術後約1週間です。

手術後に行う約1～2週間後に行う検診で異常がなければ、性行為ができるようになります。 ただし、手術直後は体力や子宮の状態が不安定になっているため、無理に性行為を再開するのは望ましくありません。体調が整い、心身ともに落ち着いてから始めることが大切です。

妊娠を希望する場合の目安

将来的に妊娠を考えている方は、手術後すぐに妊活を始めるのではなく、まず身体の回復を優先しましょう。一般的に、術後に3回ほど生理（月経）が安定してきたのを確認したうえで、妊娠の計画を立てるのが適切とされています。

子宮内膜の状態を整え、ホルモンバランスを回復させるためにも、この期間は非常に重要です。焦らず、段階を踏んで準備することが望まれます。

選択できる長期的な避妊方法

妊娠をしばらく望まない場合は、以下のような長期的な避妊方法が有効です。

• ミレーナ：子宮内に装着するホルモン放出型避妊器具。最長5年間の避妊効果があり、全身への影響が少ないのが特徴。過多月経の改善にも有効で、中絶手術と同時に装着することも可能です。
• 低用量ピル：毎日の服用が必要ですが、避妊効果に加えて月経痛やPMSの改善も期待できます。
• 避妊インプラント：二の腕の皮下に細い棒状の器具を挿入する方法で、最長3年間有効。装着と取り外しは医療機関で行います。

エリス婦人科クリニック川崎駅では、これらすべての避妊方法を取り扱っています。どの方法が最適かは、患者様の体質やライフスタイルによって異なるため、不安や疑問がある方は遠慮なく医師へご相談ください。