婦人科で使用する
麻酔の種類と安全性
Anesthesia
当院で使用する麻酔について
エリス婦人科クリニック川崎駅では、検査や手術に対する患者様の痛みやご不安を少しでも取り除けるよう、複数の麻酔法をご用意しております。患者様の体質や不安の度合い、そして処置内容を総合的に判断し、経験豊富な医師が、安全度が高く、適切な麻酔をご提案いたします。
どのようなことでも事前に丁寧にご説明し、心からリラックスして処置を受けていただけるよう努めます。麻酔に関する疑問やご希望は遠慮なくお申し付けください。
麻酔の効果
麻酔の主な効果は、処置中の身体的な「痛み」を緩和するだけでなく、精神的な「不安や恐怖心」を和らげることにもあります。痛みへの不安は、時に血圧の上昇や過度な緊張を招き、お身体への負担増加となりかねません。
麻酔の種類
エリス婦人科クリニック川崎駅では、眠っている間にすべてが終わる静脈麻酔と処置部位の痛みを感じなくさせる局所麻酔をご用意しています。
ご希望と処置内容に応じた方法で、心身ともにリラックスした状態で治療を受けていただけるよう配慮しているので、ご安心ください。
| 静脈麻酔 | 局所麻酔 | |
|---|---|---|
| 意識の状態 | ・眠ったような状態 | ・意識は完全にあり、会話も可能 |
| 痛みの程度 | ・感じない | ・麻酔注射の際にチクっとした痛みあり |
| 効果・特徴 |
・手術中は意識がないので、精神的な負担が少ない。 ・自発呼吸を保ち、医師が常に状態を監視するため安全性が高い。 |
・処置部位の痛みだけをピンポイントで除去できる。 ・効果時間と使用量に制限があるため、長時間・広範囲の処置には用いられない ・身体への影響が少ない。 |
| 注意点 | ・6時間前からのお食事、3時間前からのお飲み物はお控えください。 | ・静脈麻酔と併用する場合は、食事制限が必要な場合あり。 |
| 使用例 |
・中絶手術、ミレーナ ・痛みへの恐怖心が非常に強い方の検査、処置など。 |
・傷の縫合、組織の採取などの処置 ・中絶手術、ミレーナ、避妊インプラント |
静脈麻酔
・眠ったような状態
・感じない
・手術中は意識がないので、精神的な負担が少ない。
・自発呼吸を保ち、医師が常に状態を監視するため安全性が高い。
・6時間前からのお食事、3時間前からのお飲み物はお控えください。
・中絶手術、ミレーナ
・痛みへの恐怖心が非常に強い方の検査、処置など。
局所麻酔
・意識は完全にあり、会話も可能
・麻酔注射の際にチクっとした痛みあり
・処置部位の痛みだけをピンポイントで除去できる。
・効果時間と使用量に制限があるため、長時間・広範囲の処置には用いられない。
・身体への影響が少ない。
・静脈麻酔と併用する場合は、食事制限が必要な場合あり。
・傷の縫合、組織の採取などの処置
・中絶手術、ミレーナ、避妊インプラント
どちらの麻酔の場合でも、ご体調に合わせて医師やスタッフがしっかりとサポートいたします。
麻酔時の痛みを和らげる麻酔テープとは
麻酔テープとは、注射や点滴の前に皮膚へ貼ることで、針が刺さる際の痛みを和らげるシール状の局所麻酔薬です。注射そのものが怖い、痛みに敏感で不安が強いという患者様のために、当院ではオプション(別途費用)としてご用意しております。
事前に貼っておくことで、針が刺さる際のチクっとした不快感を大幅に和らげ、リラックスして処置に臨んでいただけます。ご希望の方は、カウンセリングの際に遠慮なくお申し付けください。
よくある質問(FAQ)
Q
麻酔をすると全く痛くなくなりますか?
▼
「静脈麻酔」であれば、眠ったような状態で処置が完了しますので、痛みを感じることはまずありません。「局所麻酔」は、麻酔の注射をする際にチクっとした感覚がありますが、当院ではその感覚を最小限にする工夫もしております。麻酔が効いてしまえば、処置中に痛みを感じることはありませんのでご安心ください。
Q
麻酔による副作用が心配です。どのようなものがありますか?
▼
麻酔のの副作用は、眠気や吐き気、だるさなどです。ただし、ほとんが一時的かつ軽度なのでご安心ください。もし副作用が出た場合は、院内で回復するまでしっかりサポートいたします。
Q
麻酔を使った場合、費用は保険適用になりますか?
▼
病気の治療の一環として行われる麻酔は保険適用となります。一方で、患者様のご希望により痛みや不安を軽減する目的での麻酔テープなどの追加は、保険適用外となる場合もないわけではありません。処置の前に必ずくわしくご説明いたします。
Q
婦人科の内診で麻酔を使用しますか?
▼
通常、内診は短時間で終わるため麻酔は行いませんが、患者様のご不安が非常に強い場合や、痛みを伴う検査を同時に行う際には、ご負担を軽減する方法をご提案できます。けっして我慢なさらず、まずはカウンセリングで「痛みが怖い」というお気持ちを正直にお聞かせください。一緒に最適な方法を考えましょう。