中絶後に性格が変わると言われるのはなぜ?
原因や精神的な影響を解説
Personality Changes After Abortion
人工妊娠中絶手術を受けた後に、性格が変わることはあるのでしょうか。この記事では、中絶手術後に性格が変わるという話の真偽とともに、なぜ中絶手術後に性格が変わると言われるのか、その原因などを解説します。
中絶後の変化について不安な方はぜひ、参考にしてください。
中絶後に性格が変わるのは本当?
中絶手術を受けた後、「性格が変わる」という話を聞いたことがある方は多いかもしれません。しかし、中絶そのものが原因で実際に性格が変わることはありません。
中絶手術を受けた人の性格を変えることはないものの、術後の心身の変化によって何らかの変化が起こることが、「性格が変わった」という印象を与えてしまう可能性があります。
中絶後に性格が変わると言われてしまう原因
事実とは反するのになぜ、中絶手術を受けた後は性格が変わると言われてしまうのでしょうか。その原因は中絶手術後の精神的な負担によって、一時的に言動が変化するからだと考えられています。
ストレスや精神的な不安定さについてみていきましょう。
ストレス
中絶手術を受けた後は術後の痛みや不安、回復の遅れなどがストレスとなりやすい状況です。強いストレスが続くと、不眠や無気力、イライラ感といった感情が起こりがちです。そのため、普段ならできていたことがうまくこなせなくなったり、物事に対して無気力になったりすることもあります。
このような状況が普段の態度などで周囲へ伝わると、性格が変わったと思われてしまう可能性があるのです。
中絶手術に伴う感情による精神的な不安定
中絶手術後は強いストレスに加えて、後悔、罪悪感やこれまで悩んでいたことが解決する安堵感など、異なる感情が混在します。これは、現実を受け止める際に起こる自然なことであり、悪しき状況ではありません。
しかし、精神的な不安定さは言動の変化をもたらします。これが性格が変わったという印象を持たれる理由です。
言動の変化は一時的なものなのですが、その印象が強く残ってしまうことも噂が広がる原因として考えられます。
中絶後の精神的な変化は徐々に回復
中絶手術を受けた後の感情の変化は個人差が大きく、どの程度精神的に不安定な状況になるのかも、人によって大きく異なります。
しかし、変化の大小に関わらず、手術後に受けたストレスや精神的な不調は時間の経過とともに徐々に回復していきます。それに伴い、性格や考え方、人間性なども以前の状況に戻るため、過度に不安を感じる必要はありません。
中絶手術後の精神的な後遺症
中絶手術を受けた後、精神的な後遺症として「中絶後遺症候群(PAS)」「中絶後ストレス病候群(PASS)」が現れることがあります。
発生頻度はまれであり、万が一罹患した場合でも適切なケアで改善が可能なのですが、念のため紹介いたします。
中絶後遺症候群(PAS)・中絶後ストレス病候群(PASS)
中絶後遺症候群と中絶後ストレス病候群の両者に明確な違いはないものの、いずれも中絶手術を受けたことで起こるPTSDの一種です。
これらの後遺症は、中絶手術の経験による精神的な負担を抑え込もうとする働きが原因とされてます。
中絶後遺症候群・中絶後ストレス病候群の病状
中絶後遺症候群や中絶後ストレス病候群では、以下のような病状が現れます。
- ・過剰反応:イライラ、睡眠障害、孤独感など
- ・抑圧:中絶に関わる事柄や場所を避ける、中絶の記憶や感情の否定、自傷願望など
- ・侵害行為:フラッシュバック、うつ状態、悪夢など
このような精神的な病状により、食欲不振や不眠、体力低下などの身体的な病状を引き起こすこともあります。
中絶手術を受けた後に行うべきケア
中絶手術は身体にも心にも大きな負担を伴うものです。中絶手術を受けた後に起こり得る精神的な病状を抑えるためには、セルフケアのほか、周囲の人への相談や専門機関での治療(認知行動療法)などを行いましょう。
セルフケア
術後の大きなストレスによる負担を軽減するには、まずはセルフケアを行うことが大事です。セルフケアとはいえ、そこまで難しいことではありません。十分に休養を取り、規則正しい生活を送るなど、無理なく日常生活を送ることが第一です。そうすることで心身がリラックスでき、精神的なストレスを和らげられるでしょう。
嫌なことを忘れるために、お酒を飲みすぎてしまうことがあるかもしれません。しかし、手術直後のお酒の飲み過ぎは血流を促進するため、出血が治まりにくくなる要因となります。また、アルコールの乱用はうつ状態や不安感を悪化させることもあることから、中絶手術後のセルフケアではアルコール摂取を控えることも重要です。
周囲の人へ相談
一人きりで中絶手術後のストレスや悩みを抱えることは、心への負担を大きくさせてしまいます。お一人で悩む前に、友人や家族など、信頼できる周囲の人へ相談してみましょう。身近な人に相談しづらい場合は、手術を受けたクリニックへ相談するのも1つの手段です。
抱え込んでいる悩みや不安を相談するだけでも、精神的な負担を軽くできるでしょう。
認知行動療法
中絶手術後の心の不調は、上記2種類の方法でケアできるケースがほとんどです。しかし、いずれの方法を試してみても心の不調が改善せず、長期間精神的に不安定な状況が続いているという場合は、PTSDの治療である認知行動療法が有効な可能性があります。
認知行動療法とは、自分自身の考え方・受け取り方などに対する認知に気づいて見直すことで、ストレスへの対処を身につける方法です。認知行動療法は心療内科や精神科などで受けられるため、精神的な病状がセルフケアや相談のみで改善しないときは専門クリニックで相談してみましょう。
精神的ケアも含めた中絶手術ならエリス婦人科クリニック川崎駅へ
中絶手術は心身への負担が大きくなりがちで、ご自身で思っている以上に術後の心の不調が続いてしまう可能性があります。そのため、中絶手術を受けるなら、手厚くサポートを行うクリニックがおすすめです。
エリス婦人科クリニック川崎駅では、患者様が中絶手術や術後の悩みなどを相談できる環境づくりを行っています。身体はもちろん、精神面もきめ細やかなサポートを行い、患者様の不調をできるだけ抑える取り組みを実施しています。
術後の不安を少しでも抑えた安全な中絶手術を受けるなら、エリス婦人科クリニック川崎駅へご相談ください。
手術の詳細は中絶手術|エリス婦人科クリニック川崎駅【神奈川川崎】妊娠週数・方法・費用で解説しています。
中絶後のメンタルについて
よくある質問
Q
中絶手術を受けた後は、必ず精神的な病状が出るものですか?
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全員ではありませんが、中絶手術の後、精神的な病状が出る方は少なくありません。病状が軽く比較的早く回復する方もいれば、中には精神的な不調が長期間続くこともあります。
Q
落ち込みやイライラが続きます。どうすればいいですか?
▼
心の不調や悩み、不安を抱え込むことは、病状の悪化や長期化を招きかねません。お一人で悩んでいる場合は、周囲の人や専門家などに相談することをおすすめします。
Q
中絶手術後の精神不安定はいつまで続きますか?
▼
術後、1~2週間で落ち着くことが多いといわれます。2週間以上不安定な状況が続いていたとしても、一般的には時間の経過とともに改善します。
もし心の不調が半年以上続く場合はPASの可能性があるため、手術を受けたクリニックへ相談しましょう。